「白き遺産」として知られるフェイスは、人の顔を模した白い巨大な柱状の魔導兵器です。通常は地中に埋設されており、発動時に地上へ姿を現します。その最大の特徴は、大陸全域の魔力を消失させる「大陸全域魔導パルス爆弾」としての機能です。
一度起動すると、大陸のすべての魔導士が重度の魔力欠乏症に陥るという壊滅的な効果をもたらします。フェイスは驚くべきことに大陸全域に約3000機も配置されており、その一つ一つが驚異的な耐久性を持っています。
フェイスの制御には、3名の評議員による生体リンク魔法が用いられています。最も興味深いのは、この3名は本人たちですら自身が鍵となっていることを知らされていないという点です。なぜこのような秘密主義が採用されたのでしょうか?
これは、フェイスの起動を防ぐための究極の安全装置と考えられます。評議院議長でさえ、誰が鍵なのかを知る権限がないという徹底した機密性が保たれているのです。
冥府の門編において、闇ギルド「タルタロス」の策略によってフェイスが起動されかけた事件が発生します。このとき、フェイスの真の恐ろしさが明らかになりました。
特に気になるのは、元評議院議長クロフォード・シームの「超古代書スーパーアーカイブ」という特殊な魔法を使用することで、生体リンクの鍵を譲渡できるという抜け道が存在したことです。
なぜフェイスはドラゴンにしか破壊できないのでしょうか?この疑問の答えは、フェイスの設計思想に隠されています。4頭のドラゴン(グランディーネ、メタリカーナ、バイスロギア、スキアドラム)による破壊は、人類の驕りに対する自然からの警鐘とも解釈できます。
100年クエストでは、フェイスの技術が新たな形で物語に影響を与えています。五神竜との戦いにおいて、かつてのフェイスの技術が重要な鍵を握ることが示唆されています。
【フェイスに関する重要な考察】