杜乃こりすは、エノルミータの一員として活動する9歳の少女です。普段は無口で感情表現が控えめですが、物語が進むにつれて豊かな表情を見せるようになっていきます。彼女の特殊能力は、おもちゃを自在に操ることができる「ドールハウスマジック」。この能力は単なる人形操作だけでなく、対象をドールハウスに閉じ込めて認識を改変することもできる、とても汎用性の高い魔法なんです。
ネロアリスの魔法少女衣装は、「不思議の国のアリス」をモチーフにしたデザインとなっています。このコスチュームは、主人公のうてなからも「女の子の憧れ」として絶賛されているんですよ。青を基調としたドレスに、白いエプロン、そしてリボンの装飾が特徴的です。
「ほら見てみアリス、ちょうちょ」というシーンは、作品の中でも特に印象的な場面として知られています。この何気ない一言には、こりすの純粋さと、周りの世界への好奇心が詰まっているんです。普段は無口な彼女が、蝶々を見つけた時に見せる素直な反応は、視聴者の心を温かくする特別なモーメントとなっています。
エノルミータの中でこりすは、うてなやキウィと共に行動することが多いですが、その関係性は単なる組織の仲間以上のものとなっています。特に、幼いながらも自分の意思をしっかりと持ち、時には仲間を助けるような場面も。彼女の魔法は長時間の使用が難しいという制限がありますが、その分賢く能力を使いこなしているんです。
物語が進むにつれて、こりすの表情や行動には少しずつ変化が見られるようになります。最初は感情を表に出すことの少なかった彼女が、仲間との関わりを通じて徐々に心を開いていく様子は、作品の中でも重要な成長物語の一つとなっています。特に、うてなとの出会いは彼女に大きな影響を与え、新しい感情表現や考え方を学ぶきっかけとなったのです。