母親が仕事で忙しく、家で一人で過ごすことが多い杜乃こりすは、普段は無口で感情表現が少ない少女です。しかし、人形遊びに夢中になったり、眠くなると子供らしい一面を見せることもあります。特筆すべきは、表情の変化が豊かで、アニメでは「顔芸担当」と呼ばれるほどの表現力を持っています。
こりすが変身したネロアリスは、エノルミータの中でも特異な存在です。3つ星の力を持ちますが、幼さゆえに魔力の持続が不安定で、長時間の戦闘が困難という特徴があります。戦闘中に突然眠くなってしまうという弱点は、逆にキャラクターの魅力として多くのファンから支持されています。
大切にしていた人形をうてなに修理してもらったことをきっかけに、こりすはうてなに懐いていきます。言葉こそ少ないものの、うてなへの信頼は厚く、エノルミータのメンバーの中でも特別な絆で結ばれています。キウィに対しては微妙な距離感を保ちながらも、次第に連携を深めていく様子も印象的です。
ネロアリスとしての戦闘では、マジアマゼンタに対して「激しい赤ちゃんプレイ」を仕掛けるなど、年齢からは想像できない戦術を展開します。善悪の区別が曖昧な好奇心から生まれる行動パターンは、他の魔法少女たちを翻弄する要因となっています。
2024年4月に実施された人気投票では5位にランクインし、「まほあこ」における癒し枠として確固たる地位を築いています。特に「ん」という単語だけで様々な感情を表現する独特のコミュニケーションスタイルは、ファンから高い評価を受けています。アニメ化後は、杉浦しおりさんの声優としての演技も相まって、さらなる人気を獲得しました。