リゼロ ライ・バテンカイトスの能力と最後の暴食

リゼロの大罪司教ライ・バテンカイトスの能力と最後について詳しく解説します。暴食の権能「蝕」の仕組みや、バテンカイトスの人物像、そして彼の最期とは?

リゼロ ライ・バテンカイトスとは

ライ・バテンカイトス概要
🍽️
暴食の大罪司教

魔女教に所属する大罪司教の一人

👦
外見は少年

濃い茶色の髪を持つ14,5歳程度の少年

🗣️
特徴的な話し方

一人称が「俺たち」「僕たち」と複数形

リゼロ原作小生つ
Re:ゼロから始める異世界生活 原作小説

リゼロ ライ・バテンカイトスの人物像

 

ライ・バテンカイトスは、リゼロの物語において重要な敵キャラクターの一人です。彼は魔女教の大罪司教の中で「暴食」を担当しており、「美食家」を自称しています。外見は14,5歳程度の少年ですが、その言動は常識から外れた狂気に満ちています。

 

バテンカイトスの特徴的な点は、その独特な話し方です。一人称を「俺たち」「僕たち」と複数形で表現し、一つの単語を様々な呼び方で繰り返すなど、独特の話し方をします。これは彼の権能によって他者から奪った自我が多すぎて、主人格が定まっていないためだと考えられています。

 

ライ・バテンカイトスとロイ・アルファルドの関係

ロイ・アルファルドとライ・バテンカイトスは兄弟の関係にあり、ライが長兄、ロイが弟にあたります。二人は妹のルイ・アルネブと共に「暴食」の大罪司教を3人で担当しています。

 

共通点は…

  • 両者とも10代前半から半ばの少年の外見をしています
  • 人の記憶や名前を「食べる」という暴食の権能を共有しています

 

個性の違いは…
ライ・バテンカイトス

  • 「美食家」を自称し、記憶の質にこだわりを持っています
  • 食事として記憶を味わうことに至上の喜びを感じます

 

ロイ・アルファルド:

  • 「悪食」を自称し、量を重視します
  • 選り好みせず手当たり次第に記憶を食べることを良しとします

 

両者の名前は星座に関連しています。

  • ライ・バテンカイトス: くじら座ζ星「バテン・カイトス」から
  • ロイ・アルファルド: うみへび座α星「アルファルド」から

 

これらの名前は三大魔獣との関連性も示唆しており、バテンカイトスは「クジラ」、アルファルドは「蛇」を意味しています。

 

リゼロ ライ・バテンカイトスの能力「蝕」

バテンカイトスの最大の特徴は、その強力な能力「蝕」です。この能力には二種類あり、「記憶を食べる」と「名前を食べる」ことができます。

  1. 記憶を食べる:相手の記憶を自分のものにし、被害者は自分の記憶を失います。
  2. 名前を食べる:相手の存在そのものを奪い、周囲の人々からその人の存在が消えます。

 

この権能を使用するには、以下の条件があります。

  • 相手の本名を正確に知っていなければならない
  • 相手と物理的な接触が必要

 

これらの能力により、バテンカイトスは物語の中で多くの主要キャラクターに影響を与えています。例えば、クルシュ・カルステンレムがこの能力の被害に遭っています。

 

レム

  • 記憶と名前の両方を奪われ、完全な「眠り姫」状態となりました
  • スバル以外の全ての人からその存在を忘れられることになりました

 

クルシュ・カルステン

  • 記憶のみを奪われ、記憶喪失状態となりました
  • 名前は奪われなかったため、周囲からその存在を忘れられることはありませんでした

 

エミリア

  • プレアデス監視塔での戦闘中に名前を奪われました
  • ただし、監視塔の試験をクリアした頃には影響から解放され、全員から思い出されるようになりました

 

リゼロ ライ・バテンカイトスの権能「月食」

バテンカイトスのもう一つの強力な能力が「月食」です。これは「蝕」で奪った記憶を元に、その人物の能力を再現する力です。

 

  • 様々な武術や剣術を組み合わせて使用可能
  • 複数の達人の技を同時に使いこなせる
  • 魔法なども使用可能

 

「月食」により、バテンカイトスは様々な武術や剣術の達人の能力を組み合わせて使用することができます。これにより、子供の身でありながら歴戦の強者に匹敵する戦闘能力を発揮します。

 

しかし、「月食」にも欠点があります。あくまで技術を引き出しているだけで、バテンカイトス自身の身体能力は向上しません。そのため、完全に使いこなせているとは言えない面もあります。

 

他人の記憶を食べることで、バテンカイトスは「武芸百般」と呼ばれるほどの戦闘能力を身につけることができました。

 

日食(ソーラー・イクリプス)は、より強力な能力で、以下の特徴があります。

  • 食べた相手の存在自体を自分に上書きできる
  • 相手の能力をより完全な形で引き出せる
  • ただし長時間使用すると自我が乗っ取られる危険性がある

 

バテンカイトスは自我を失うことを恐れ、通常は「月食」を好んで使用し、「日食」の使用を避ける傾向にあります。しかし、追い詰められた際には「日食」を使用することもあり、その場合は自我を失って制御不能になってしまうリスクが高まります。

 

リゼロ ライ・バテンカイトスの最後と物語への影響

バテンカイトスの最後については、アニメの第2期で描かれています。彼は主人公のナツキ・スバルたちとの激しい戦いの末に敗北します。

 

この戦いの結果、バテンカイトスが「食べた」記憶や名前が解放され、レムやクルシュなど、被害を受けていたキャラクターたちの状況に変化が訪れます。

 

バテンカイトスの敗北は、物語の展開に大きな影響を与え、多くのキャラクターの運命を変えることになります。

リゼロ ライ・バテンカイトスと三大魔獣の関連性

興味深いことに、バテンカイトスを含む「暴食」の大罪司教たちの名前には、リゼロ世界の三大魔獣を連想させる要素が含まれています。

  • ライ・バテンカイトス:「クジラの腹」を意味する星の名前
  • ロイ・アルファルド:「蛇の心臓」を意味する星の名前
  • ルイ・アルネブ:「ウサギ」を意味する星の名前

 

これらは、リゼロ世界の三大魔獣である「白鯨」「黒蛇」「大兎」にそれぞれ対応しています。この設定は、暴食司教たちと三大魔獣の間に何らかの関連性があることを示唆しており、物語の深層に隠された秘密を暗示しているかもしれません。

 

 

リゼロの物語において、ライ・バテンカイトスは単なる敵キャラクター以上の存在です。彼の能力は物語の展開に大きな影響を与え、主人公たちに深刻な試練をもたらします。同時に、彼の存在は魔女教という組織の恐ろしさを体現し、リゼロ世界の奥深さを示す重要な要素となっています。

 

バテンカイトスの設定や能力は、作者の長月達平氏の緻密な世界観構築の一端を示すものでもあります。「食べる」という行為を通じて他者の存在を奪うという能力は、単純でありながら非常に恐ろしい概念であり、読者や視聴者に強い印象を与えます。

 

また、バテンカイトスの存在は、主人公スバルの成長にも大きく関わっています。スバルは彼との戦いを通じて、自身の弱さと向き合い、仲間たちとの絆を深めていきます。この意味で、バテンカイトスは単なる敵役以上に、物語を動かす重要な存在だと言えるでしょう。

 

リゼロの物語は、バテンカイトスのような強大な敵との戦いを通じて、主人公たちの成長と世界の真実の解明が進んでいきます。彼の存在は、リゼロという作品の魅力の一つであり、今後の展開でも重要な役割を果たすことが期待されています。

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