精霊幻想記の貴久は、物語の中で「クズ」呼ばわりされるキャラクター。
彼の言動や行動が物議を醸す一方で、物語の展開に重要な役割を果たしています。ここでは、貴久がクズと呼ばれる理由や、彼の存在が物語にもたらす影響について詳しく見ていきましょう。
貴久の性格は、自己中心的で他人への配慮に欠ける面が強い感じに描かれています。たとえば、こんな感じ。
これらの特徴は、貴久が物語の中で様々な問題を引き起こす原因となっています。例えば、美春との関係においても、彼女の気持ちを考えずに自分の欲望のままに行動したりするんですね。
貴久がクズと評される具体的な行動例。いったいどーゆーことをするんでしょうか?
これらの行動は、読者に「うわぁ、最低…」という印象を与え、貴久に対する否定的な評価につながっているんだと思います。特に、主人公リオとの対比が鮮明になる場面では、貴久のクズっぽさが際立つ傾向があるようです。
リオがいなくなった後、貴久は綾瀬美春との関係修復に異常なまでの執着を見せています。「亜紀は...いいよな。もう美春に許してもらっているんだから」という独白に表れているように、他者との比較による歪んだ感情が渦巻いていました。この執着は次第に周囲との関係性をも破壊していく引き金となりました。
美春は精霊の里での出来事とアイシアを通じて見た「ハルト」の記憶により、リオと春人の関係性を確信するようになります。そして、貴久に対してリオと春人への好意を明確に告白したことで、二人の関係は修復不可能なまでに悪化していきました。
貴久の中に燻っていた感情は、もはや抑制が効かないほどに暴走し始めます。この感情の噴出は、美春との関係だけでなく、同じ現代日本から召喚された他の仲間たちとの関係をも破壊していく結果となりました。
貴久の歪んだ精神性と勇者としての力が相まって、その存在自体が世界に歪みをもたらし始めます。美春との関係修復という一点に固執するあまり、周囲との関係性を完全に破壊し、取り返しのつかない事態へと発展していったのです。
このエピソードは、貴久の内面に潜んでいた闇の部分が具現化したものといえます。
そして、ガルアーク王国城に集まった四人の勇者たちの中で、貴久だけが意図的に孤立の道を選んでいきました。これは単なる怠慢ではなく、他の勇者たちとの関係構築を意識的に避けようとする選択でもありました。
貴久の関心は「綾瀬美春との関係修復」という一点のみに集中していて、勇者としての使命や責任を完全に軽視したということですね。この偏った価値観は、他の勇者たちとの溝をさらに深める結果となります。
貴久は美春との関係が悪化する中で、新たにロザリーという姫と婚約関係を結ぶことになります。
リオが存在を認識されなくなった世界において、貴久の精神状態は不安定になっており、これが周囲との関係性にも影響を及ぼしています。美春との関係が修復できない中で、貴久の行動は世界にも影響を与え始めるほどの歪みを見せています。
このような状況下で、貴久とロザリーの関係は政治的な要素も含んだ複雑なものとなっており、物語の重要な展開の一つとして描かれています。
まあクズではあるんですが、物語的には重要な人物。
おもに引き立て役。
貴久の行動は物語に深みを与え、単純な善悪の構図を超えた複雑な人間関係を描き出すことに貢献しています。
物語が進むにつれて、貴久にも成長や変化の兆しが見られます。
これらの要素は、貴久が単なる「クズ」キャラクターではなく、成長の可能性を秘めた複雑な人物…なのかも知れません。
精霊幻想記 24巻の貴久、拷問されて覚醒するとか東京喰種の金木じゃん
ゲス久とか呼ばれてたのに、闇堕ちして覚醒は熱い展開ですね
ちなみにジュリア結構好きです#精霊幻想記 pic.twitter.com/MFp8zVwgIe— アキト (@naoto0514051455) March 6, 2024
貴久に対する読者の評価は賛否両論があります。
👍 肯定的な意見:
👎 否定的な意見:
立ち位置的には、嫌われキャラのはずが、肯定的な意見が出てきているのが驚き。
もともと貴久の性格や行動は、主人公リオとの対比を通じて、主人公いいやつだなと思わせるための引き立て役だったんだと思います。
リオが他者を思いやり、困難に立ち向かう姿勢を見せるのに対し、貴久は自己中心的で、時に卑怯な行動を取ります。
だけど、意外と「最低だけど…なんかわかる」という共感があるのかも知れません。
貴久の存在は、異世界転生というテーマに新たな視点をもたらしているとも言えます。多くの異世界転生作品では、主人公が前世の知識や経験を活かして活躍する姿が描かれますが、精霊幻想記では貴久を通じて、その負の側面も描かれています。前世の記憶や知識が必ずしも良い結果をもたらすとは限らず、むしろ新しい世界への適応を妨げる可能性があることが描かれているんですね。
貴久の行動が事件につながることもたびたび。例えば、彼の自己中心的な行動が美春を危険な目に遭わせ、それがリオの活躍の機会を生み出すといった具合です。このように、貴久は物語の展開を促進する触媒的な役割を果たしています。
まあ、ただのトラブルメーカーとも言えますね…。
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